豊胸について、前回のページから詳しく見ていっています。施術を理解するための情報として、バストの部分を構造的に説明しました。バストは大まかに説明すると、乳腺と脂肪、それに靭帯の束でできています。バストの「個人差」として、乳腺と脂肪の割合で脂肪の多い人の方がバストの形状が崩れやすく、乳腺が多い人の方がバストの形状をキープしやすいという説明をしました。
それでは今回のページでは、豊胸を理解するうえで「外せない」バストの形状と構造についての説明の次は、豊胸の施術そのものの「仕組み」について説明していきましょう。
バストの特徴として、大胸筋がバストの形状をキープするために欠かせない要素だと述べましたが、それはどういうことでしょうか。それはつまり、大胸筋の支える乳房の部分に脂肪が少ない人の方が、バストの形を維持しやすいということです。豊胸を行う際に注意することとして「バストの下垂」があります。バストがなぜ下垂してしまうかについては、乳腺を支えている部分である靭帯が、脂肪の重さで伸び切ってしまうことが要因として考えられています。
ですが、バストの構造は思うよりも複雑です。先ほどまでは乳腺と脂肪とのバランスがバストアップには欠かせない要素だと説明しましたが、それ以外にも多くの要素が豊胸にとって何らかの影響を与えています。
バストアップにおける重要な要素として、「女性ホルモン」も忘れてはなりません。女性ホルモンは大別すると「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類がバストアップに関わるホルモンとして有名です。この2種類のホルモンがどういった働きをしているのかについては後ほど説明しようと思いますが、もしこれらのホルモンが不足してきたら、サプリメントで補うという方法もあるので覚えておくと良いでしょう。また、サプリメントを利用する時には、摂取してから効果が出るまでに、結構な時間が必要とされることも同時に覚えておくのが良いでしょう。また、女性ホルモンと合わせて、豊胸に際して重要となってくるのが、先ほども少し説明した大胸筋です。大胸筋を鍛えることにはある程度、即効性も期待でき、有効な方法だと言えます。次回のページでは大胸筋を鍛えるための方法について少し説明したいと思います。